地域の歴史をつなぐということ 南平交流農園の竹柵づくりと廃材整理
地域資源を活かした竹柵づくり

先日、南平交流農園でビオトープ周辺の竹柵設置作業をしました。ビオトープのまわりには、長い間親しまれてきた鉄製の柵がありましたが、経年劣化が進んでいたため撤去し、新たに竹の柵へとつくり替えています。

鉄柵の撤去は思った以上の力仕事。竹柵を設計するのも、だれか専門家がいるわけではありません。でも、みんなの「得意」や「経験」を持ちより、素敵な竹柵が次々と制作されていきます。作業中も、手作りの食事やちょっとした差し入れがあったりして、とても温かな雰囲気の中で作業はすすみます。

使用している竹は、近隣の緑地や農家さんからいただいたもの。地域にある資源を活かしながら、景観にも馴染む柵へと少しずつ生まれ変わっています。
廃材整理から見えた、人と土地とのつながり

別の日には、南平交流農園の倉庫内にある廃材整理にも参加させていただきました。運営を担っている一般社団法人TUKURUの皆さんと地主さんとのやり取りからは、積み重ねられてきた信頼関係が感じられ、とても印象的でした。
倉庫には、長い年月の中で保管されてきた大きな扉やガラス、鉄材、網戸など、さまざまな資材が残されていました。軽トラック約3台分にもなる量でしたが、皆で力を合わせて種類ごとに仕分けを行い、できる限りリサイクルできるよう整理を進めました。
休憩時間には、この土地の歴史やこれまでの歩みについてもお話を聞くことができ、作業だけでは得られない貴重な時間となりました。
場所を受け継ぐということ
真夏の暑さの中、汗だくになりながらの作業は決して楽ではありませんでしたが、昔から大切にされてきた場所を維持し、次の世代へ活かしていくことのリアルを少しだけ体感できたように感じました。目に見える建物や畑だけでなく、その土地に込められた思いや歴史、人とのつながりを知ることもまた、その場所を受け継ぐことなのだと思います。

