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第3回「生産緑地の活用支援セミナー・意見交換会」に参加しました|わくわく都民農園小金井で学んだこと

わくわく都民農園

先日、小金井市にある「わくわく都民農園小金井」開催された第3回 生産緑地の活用支援セミナー・意見交換会に参加してきました。

生産緑地の活用事例や東京都の支援制度について学ぶだけでなく、実際に活動されている方々や行政担当者のお話を直接伺うことができ、とても充実した時間となりました。

生産緑地とは?都市に残る大切な農地

「生産緑地」とは、市街化区域内にありながら農地として保全されている土地のことです。都市部の農地は、新鮮な農産物を生産するだけではなく、防災空間や景観の維持、ヒートアイランド対策、生きものの生息環境、そして地域コミュニティの形成など、多くの役割を担っています。

一方で、農業従事者の高齢化や後継者不足、相続時の課題などにより、農地を維持していくことが全国的な課題となっています。そのため近年は、地域住民が農に関わる体験農園や食育活動、コミュニティづくりの場として生産緑地を活用する取り組みが広がっています。

会場は東京都のモデル事業「わくわく都民農園小金井」

わくわく都民農園2

今回の会場となったわくわく都民農園小金井は、東京都の都市農地保全活用推進モデル事業として2022年に開設された農園です。

この農園は、農作物を育てるだけの場所ではありません。子どもから高齢者まで、多様な人々が農を通して出会い、学び、交流する地域の拠点として運営されています。体験農園やイベント、地域交流などを通じて、「農地を地域に開く」という新しい生産緑地の活用を実践していることが大きな特徴です。

以前から気になっていた「まあるい農園」

農園内には、子どもたちが農を通して学び、育ち合う子どもたちの農園エリア「まあるい農園」があります。実はこの農園には、以前エディブル・スクールヤードの活動でご一緒した方が関わっており、その頃からぜひ一度訪れてみたいと思っていました。見学をさせていただきながら「野菜を育てているのか虫を育てているのかわからないのですが…」という説明には思わず子どもたちの様子が目に浮かぶようで、心が温かくなりました。野菜の育て方を肌で感じながら、自由に土と触れ合う居場所になっているのだと思います。

実際に現場を歩き、活動の雰囲気や地域との関わり方を見ることができたことは、私にとって大きな学びとなりました。

東京都の支援制度と現場のリアルを知る

今回のセミナーでは、

  • 生産緑地を活用した体験農園の事例
  • 東京都「生産緑地を活用した体験農園等普及事業」の概要
  • 補助制度を活用した実践事例
  • 農地所有者との関係づくり
  • 地域活動を継続するための工夫

などについて学びました。東京都では2024年度から、生産緑地を借りて体験農園などを始める際に、施設整備や運営、人材確保などを支援する補助制度を実施しています。制度そのものを知ることももちろん有意義でしたが、それ以上に印象に残ったのは、実際に活動している方々の率直なお話です。

「どのように農地所有者と信頼関係を築いてきたのか」「活動を続けるために何を大切にしているのか」といった現場の声には、資料だけでは得られない学びがありました。また、東京都や東京都農業会議が、生産緑地をどのような方向性で活用していきたいと考えているのかについても理解を深めることができました。

制度だけではなく、人と人との関係性や地域との対話こそが、持続可能な農地活用には欠かせないのだと改めて感じました。

拠点づくりに向けて、一歩ずつ実践を重ねる

私自身は、食卓を入口として、人と自然、人と人がつながる場をつくることを目指しています。田畑で育てること、料理して味わうこと、季節を感じること。その一つひとつの体験が、子どもたちや地域の人たちの暮らしを豊かにし、日本の食文化を次の世代へつないでいくと考えています。

今回のセミナーは、生産緑地という都市の貴重な資源を、どのように地域へ開き、未来へつないでいくのかを考える貴重な機会となりました。学ぶだけで終わらせるのではなく、実践を積み重ねながら、自分自身も地域に開かれた拠点づくりに挑戦していきたいと思います。

これからも、都市農業や生産緑地の可能性を学び続け、食と農を通して人と自然、人と人がつながる場を育んでいきます。

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