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「学び」ってなんだろう?都会の中の食と農・子どもたちのための自然学校【アーススコーレ】

カヤバエン

子どもたちにとって、本当に豊かな学びとは何だろう。語源であるラテン語 educare(育てる)educere(引き出す) が示すように、本来の学びは内側から引き出されるもの…だと信じたい。

自分の人生で心に残っている「学び」はなんだろうかと振り返る。思い返されるのは、「気づけば夢中になっていた瞬間」。そこにはいつも、誰かの存在があって、自分の内側から「学びたい」が立ち上がって、どうしようもなく自分を止められずに結果的に学んでいた、育っていた。そうして得た学びは、一生ものなのだと思う。

知識を増やすことだけではなく、土にふれ、季節を感じ、仲間と考え、手を動かし、自分で気づくこと。そんな「生きた学び」を体験できる場が、東京の中心にあります。一般社団法人エディブル・スクールヤード・ジャパンが今期も「食と農・子どもたちのための自然学校『アーススコーレ』」をスタートしました。 都会に暮らす子どもたちが、自然とのつながりを体験的に学べるプログラムです。
(私は2023年から2025年までスタッフとしてかかわっていました)

“食べること”と“学ぶこと”を切り離さず、ガーデンやキッチン、食卓そのものを教室にしていく。 その様子は本当に温かく、それぞれのペースでそれぞれのスタイルで、目を輝かせながら自分の好奇心や興味に突き動かされる子どもたち、それを見守る大人たちの姿にはいつも心動かされます。

エディブル授業の魅力

手を動かす

エディブル授業の魅力は様々ある中で、まず思い浮かぶのは「体験を通して学ぶことを大切にしている」という点です。育てる。収穫する。 料理する。 みんなで食べる。 振り返る。植物や生きものの命を自分の命にかえて生きていく。

一連の流れの中に、理科、社会、算数、国語、アート、協働、感性、思いやり、生きる力が自然に含まれていて、学びを教科ごとに分けるのではなく、暮らしそのものの中に学びを見出していく。それができる環境づくり、場づくり、人の心の持ち方の醸成、にとても丁寧に時間をかける。

だから子どもたちが自然と自分で気づき、問いを持ち、夢中になる。そんな姿を何度も目にして、学ぶってこういうことなのか、自分を知って自分自身の視点でものごとを考えることってこんなに楽しいことなのか、と私自身の学びにもなりました。大人も子どもも安心して尊重しあい学びあえる場なのです。

アーススコーレという場の価値

ハーブ探し

アーススコーレは、都会の子どもたちにとって失われつつある“原体験”を取り戻せる場だと感じています。風の匂い、 土の感触、 虫との出会い、 植物の変化、 火や水の扱い、 仲間と協力して何かをつくる時間、大人の温かな見守り。こうした体験は、すぐにテストの点数にはならないかもしれないけれど、必ず心の深いところで、その子を支える土台になるはずです。

本気で子どもの未来を考えるスタッフたち

そしてなにより、いつも驚かされていたのはスタッフの姿勢でした。1回のプログラムのために、何度も何度も打ち合わせを重ねる。 子どもが主体的に学ぶにはどうすればいいか。 大人はどう在るべきか。 自然の変化をどう読むか。 その日の体験を、人生のどこかで芽吹く“種”にするには何が必要か。

大人が決して一方的に教える、時間になることがないように、自然を先生として、子どもとの架け橋となることができるように、場づくり、心の持ち方にたくさんの時間とエネルギーを注ぐのです。短期的な成果ではなく、子どもの心の深い場所に届く学びを真剣に考え続けるチームでした。これだけ日常的に子どものこと、自然のこと、学びの本質について考え続けるスタッフに見守られたら、安心して過ごせるだろうなぁ、と思うのです。

今期アーススコーレは「地球史上最高のハンバーガーを、きみはつくれるか!?」に挑戦!

今期私はこれまでの学びを日野市での活動へつなげるためにアーススコーレへは参加していませんが、アーススコーレを心から応援しています。今期のテーマは「地球史上最高のハンバーガーを、きみはつくれるか!?」ファストフードと思われがちなハンバーガーですが、きっと思いもよらない発見があるはずです。

  • 子どもに本物の体験をさせたい
  • 自然とのつながりを取り戻してほしい
  • 主体性や感性を育んでほしい
  • 学ぶことを好きになってほしい

そう願う方には、ぜひ一度アーススコーレを知っていただきたいと思います。
都市の屋上から始まる学びは、関わる人すべての心の種となって、一生ものの存在になると思います!

詳細はこちら:
プログラム詳細 「食と農・子どもたちのための自然学校 アーススコーレ」
日本橋茅場町に生まれた屋上菜園アーバン・コミュニティガーデン Edible KAYABAEN

この記事の著者

ひかる  

2児の母。慶應義塾大学卒業後、企業勤務を経てレシピ開発・執筆に従事。生産者取材を通じ食の背景と体験の価値を探究。現在は東京都日野市で「おこめとおだしのある時間」を主宰。育て、つくり、味わう体験を通じた学びの場づくりをしている。

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