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「本」に関する日記

谷川俊太郎『しんでくれた』(佼成出版社)

「しんでくれた」-直球の言葉

絵本

谷川俊太郎さんの絵本 『しんでくれた』 を読みました。

まず、タイトルがすごい。「しんでくれた」。なんて直球!しんでくれたというタイトルの横には、おいしそうなつけあわせとともにふっくらとしたハンバーグの絵。思わず手に取り、迷わず購入していました。

たった200文字から広がる思考

帰宅後ページをめくると、内容も期待を裏切りません。一冊通してすべての文字数は200字未満。それなのに、食べるということ・生きるということについての様々な視点と背景を考えさせられます。

途中に出てくる「だからぼくはいきる」という言葉のインパクトも忘れられません。説明的な要素はほとんどないのに、ページをめくるごとに思考のスイッチを刺激され、力強く生きることへの背中を押されるような気持ちになるのです。

自分もいのち 食事もいのち

帯

帯に書かれていた谷川俊太郎さんの言葉「『いのちは いのちをいけにえとして ひかりかがやく』そのことを わすれたくありません」も、食事もいのちであり、自分自身もいのちのひとつであることを改めて認識できるような、背筋が伸びるようなメッセージです。

「食べ物は大事だよね」「命って大事だよね」「いただきますっていうもんね」聞き飽きたようなそんな言葉の意味を、ハッと気づかされるような感覚になりました。

この記事の著者

ひかる  

2児の母。慶應義塾大学卒業後、企業勤務を経てレシピ開発・執筆に従事。生産者取材を通じ食の背景と体験の価値を探究。現在は東京都日野市で「おこめとおだしのある時間」を主宰。育て、つくり、味わう体験を通じた学びの場づくりをしている。

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